プログラミング1ミリもやったことないけどPycon行ってPyladiesの合宿にまで行った話
#この記事はPython Advent Calander用の記事です
15といいます。普段はしくみ製作所というところでブログを書いています。アドベントカレンダーは今年初めて書きました。昨日イカについて書いたのがデビューです。
本稿はPython、というか、プログラミングを1ミリもやったことがない人間がPythonに興味を持ち、PyConに行ってみて、PyLadiesの合宿にまで行った話を書きます。
含蓄のあることとかはかけないと思いますので最初に謝っておきます。しゅみましぇん。
# Pythonに興味を持つまで
わたしの素性でいうと
- 14歳くらいのときからCSS,HTML,Javascriptをいじってサイトを作っていて(まだinfoseekが楽天になる前/薄い本のためのサイトです)
- 社会人になってからはネット業界向けの人材サービスやっていた
というかんじで、わりといんたーねっつには明るいITじゃない人でした。
プログラミングやろうかなーと思ったのは去年の今くらいで、単純に「なんかちゃんと自分でものづくりができないとこの先やっていけない気がする」と思ったからです。
私はエンジニアやデザイナー、プロデューサーの方のキャリア相談に乗る立場、いわるゆる「キャリアコンサルタント」という立場だったので、わりと技術トレンドの大きな文脈の情報もはいってきていました。もう二度と人材紹介やらないし求人広告も売らないと思いますが、またそれは別の話。
今までお客さんだったエンジニアさんは、Ruby, Objective-C, C#, Javaとかの方が多かったのですが、私のキャリアコンサルティングのスタイルは「複数の人/会社のスキル/キャリア/キャラクターパターンを学習してデータとして蓄積し、双方の特徴をマッチングさせる」だったので、そういう思考回路と相性がいいかな?と思ってPythonに興味を持ちました。ちなみにRubyも同時並行で勉強を始めたのですが、早々に挫折しました。軍隊英語みたいで怖いからです…。
# ねこたろう先生を捕まえる
さて、勉強するにはやっぱり本を…と思って、いくつか買って読んでみたのですが、なるほどわからん、という状態がしばらく続きました。これでは進まないなーと思ったので、前に仕事でお会いしたPython歴3年のねこたろう先生をつかまえ、教えて下さいと食事で釣りました。今年の8月の話です。
ねこたろう先生はもともとDBAだったので、アプリ開発よりレイヤーは低い方だったのですが、最近はワイヤーまで引かれるそうで、マルチです。なぜねこたろう先生なのかというと、ご本人が猫が好きだからです。
ワイ「せんせいぱいそんおしえろくださいよろしくおねがいします><」
先生「いいですけど職業エンジニアとして通用するくらいまでやってもらうので厳しいですよ?」
ねこたろう先生の厳しい教育のおかげもあって、通算1週間くらいでtwitterで自動でつぶやくbotを作るくらいまでには至りました。
#PyConに行く
なんで初学者がPyCon知ってるの?と疑問に思われる方もいると思いますが、
じつは友人がスタッフをやっているので(3年目)、存在は知っていました。
初学者にとっては難しい内容なんだろうなーと思っていましたが、案の定難しかったです。
その中でも面白かったコンテンツは以下でした。
(歩行学習の様子、気持ち悪いかわいいです)
あと、結構海外からいらっしゃってる方もいました。いちおー私は外資的なところにいて、英語は話せたので、ぶっちゃけていうとそっちと話すのが面白かったです。
ちょっとくすっと笑えたのは、海外のエンジニアも日本のエンジニアも、「ああ、エンジニアさんだな〜」というコミュニケーション能力の取り方だったところです(海外のエンジニアさんのほうが話題が広い部分はあります)。2年ほど外資系のオラオラリクルーティング文化にいた私にとっては超癒しでした。
また、世界中のPyconをめぐってる人とかもいて、好きなバンドの全国ツアーの全てに行こうとするファンのようだなと思いました。
Pycon期間中はコンテンツをいくつか見て回っていたのですが、その中でPyLadiesのnoblisさんのコンテンツを見ました。
「Pythonの女性コミュニティってあるのか!もくもく合宿があるのか!しかも初心者歓迎だと!やったあ!」と思って、twitterでPyLadiesの中心の人のamacabeeさんにたどり着きました。
Pyladiesの人を探してるんですけど誰かいませんか‥ #Pyconjp
— ぱいそん勉強Mojo (@obenkyo_py) 2015, 10月 11
@obenkyo_py いま @a_macbee がカンファレンスホールにいます
— Takayuki Shimizukawa (@shimizukawa) 2015, 10月 11
@shimizukawa @obenkyo_py じゃのめの話を聞いてます!
— amacbee (@a_macbee) 2015, 10月 11
みなさんその節はありがとうございます。
ワイ「まじでほんとに何もできないんですけど合宿とかって行ってもいいものなんですか?」
macabeeさん「あ、全然いいですよ〜歓迎です」
やさしい…!
connpassでぽちっと申し込みました。
#PyLadies Tokyoの合宿
PyConから合宿までの間、私のPythonライフにはちょっとした変化があって、私はSplatoonをやっているのですが、このプロダクトに参加してみたいなと思って界隈をうろちょろしていました。
が、初心者にOpenCVはかなり難易度が高かったらしく、環境構築で闇落ちしまくっていました。当時の様子です。ご査収ください。
【悲報】El Capitanにはhomebrewは普通にインストールできない><><><><
— 15はミクテロと友利奈緒テロに遭ってる (@seong15_) November 12, 2015
なんだこれ… pic.twitter.com/VYq15H9RsJ
— 15はミクテロと友利奈緒テロに遭ってる (@seong15_) November 12, 2015
闇しかねえな、くそっ
— 15はミクテロと友利奈緒テロに遭ってる (@seong15_) November 12, 2015
なんで… pic.twitter.com/LZJ4xgALP2
— 15はミクテロと友利奈緒テロに遭ってる (@seong15_) November 12, 2015
どうあってもnumpyとcv2が見つからない
— 15はミクテロと友利奈緒テロに遭ってる (@seong15_) November 13, 2015
合宿ではなんとかこれをクリアにしたいぜ…!と目論んでいました。もくもく合宿に行く、といったら、ねこたろう先生は「えっ、あんなシビアなものにいくんですか、大丈夫ですか」といっていましたが、どうにも私の認識しているもくもく合宿と先生のそれは違うみたいでした。先生、どんだけ過酷な環境を生きてるんだ。
当日のPyLadiesもくもく合宿レシピ
そして当日の私
今日はイカエヴァンジェリストとして参加してます #PyLadiesTokyo
— 15はミクテロと友利奈緒テロに遭ってる (@seong15_) November 27, 2015
アサダヨー #PyLadiesTokyo pic.twitter.com/on1w8HXPhg
— 15はミクテロと友利奈緒テロに遭ってる (@seong15_) November 27, 2015
ここは山梨です #PyLadiesTokyo pic.twitter.com/y6wYjyQBky
— 15はミクテロと友利奈緒テロに遭ってる (@seong15_) November 28, 2015
無論、遊んでいたわけではなく、きちんと「こういうことがしたい」と伝えてがんばってMacちゃんとにらめっこしていました。
みんなは闇を語っているけど、わたしは「ざわざわみ…ある…!」というかんじだった #PyLadiesTokyo
— 15はミクテロと友利奈緒テロに遭ってる (@seong15_) November 28, 2015
いろんな人に質問しながら、今回は
- requirement.txt
- pip3はpipじゃない
- sudoでこじあけてねじこむ
などの技を覚えました。amacabeeさん、cocodripsさん、yuryuさん、ありがとうございました。手をとめさせてしまってすみませんでした。次までもっと理解が深められるように努めます。
# まとめ
学習は亀なみのスピードだしいろんな人に迷惑かけながらですが、ちょっとずつ「自分が作ったしくみで何かが動く」という薄い本を作るのとはまた別のものづくりの体験ができているように思います。作るって難しいし面倒だけど楽しいですね。