某社CTO「イケてる営業さんを採用するにはどうすれば?」 私「『持ってる』ヤツを採用しろ」
※このブログは本当はWantedlyブログに書く予定だったんですけど、顔出し名前出しの内容としては大分アレかな?と思ったのでこちらに書きます。途中まで書いたからもったいないな〜と思って書いてる、貧乏性な記事です。Wantedlyに書くくらいだからもちろんエモい話です。
ヒレ酒をキメながらゲームと採用の話
10月の後半、大阪に遊びに行ってきました。 グルメ旅だったので、大阪に住んでいる某イケイケベンチャーのCTOのYくんと、てっちり+ヒレ酒をキメながらとあるイカゲームの立ち回りについて喋っていました(Yくんとはイカのゲームを通じて知り合っています)。
お互いの仕事の話になり、私は7年間、web業界向けに人材紹介という怪しいサービスを売っていたのですが、もともと私が前職でやりたかったことを、Yくんの会社のサービスはやっていて、「パネェ」と絶賛したことから、サービスのこと、市場のこと、経営のこと、採用について軽くおしゃべりしました。
Yくんの会社は最近営業さんを採用したそうで、凄い良い人らしくて、「それは素晴らしい」というかんじなのですが、その流れで、「できる営業さん、成果を出せる営業さんを採用するには、どうしたらいい?どういう人ができる人なの?」Yくんから質問されました。
私が出した回答は
「その人が口に出す『自分はこうやって再現性のある仕事ができる』とか『こういうセールスストラテジーが立てられる』とかいうのはあんま聞かなくていい。営業は息をするように話盛るし、そういう生き物。なんとでも言える。でもそれはスキルだから、"そうかもな"と思えたら別にそれでいいと思う。納得感を人に持たせることでお金もらってる人種だから。
だから、本当にサービスを世に広めてくれるかどうかは、そいつが運がいいやつかどうか、『持ってる』かをめっちゃ確認しろ」
でした。
営業はぶっちゃけ運
私の前職の人材会社(3社目)は、大手でして、クォーターの売りとか、1ヶ月の売りとかを、鼻水を垂らしながら追うような会社でした。※楽しかったです。
もちろん、業務計画も達成計画も3ヶ月で立ててましたし、上手く行けば上手く行ったときの振り返りを、失敗すればその振り返りをして、「次に活かそう」みたいなことを教育されてました。
ですが。
ぶっちゃけ計画通りに売りが立ったことがあんまり無く(正社員紹介なので水物サービスという性質もあるのと / 私が甘ちゃんだったので気分で仕事するという最悪なことをしていたのもあり)、
1社目の(上司は何も教育してくれずお客さんだけが私をきちんと育ててくれた)中小人材会社に居たときのほうが、売りは継続的にあがってたな〜という記憶が、お恥ずかしながらありまして。
今の会社に転職するときに、「なんでそうだったんだろう?」と考えましてた。
っていうか経営もぶっちゃけ運では?
私の売上がムラつく理由は、思いついた限りでは以下です。
・中小で人材の営業やってたときは、他の社員がやってないweb業界を「たまたま」担当することになってモリモリ売上あがったんだよね
・大手に行ったときは、すでに結構web業界開拓されまくってたので、モリモリ採用するお客さんにあたってなかった気がする
・ただ、他の営業がきちんとやってない会社さんを担当させてもらったから、2次請40人のSIで3ヶ月で5名の採用ご支援とかできたな
・とはいえ、どこを担当するかなんて、自分で開拓したんじゃなかったなら『運』だしな
・てか、担当してる会社の採用バジェットも企業さんの経営状況によるし っていうかリーマン前はもっとすごかったってきくし
・2010年くらいはソシャゲ採用バブルとかもあったけど、今はまたweb業界、stableなかんじだしな。
・そうそう、結構お金の波に影響されやすいんだよね、営業のしごとって。とくに採用関連。
・不況とか経営状態イマイチだとみんな採用絞るからな
・あれ、採用って経営の最重要視表のはずなのに、不況だったり経営状態イマイチだと絞られるのか。。。
はい...
あの.....
元も子もないんですけど...
「経営計画の最重要指標である採用」に向けたサービスに対してのニーズがこんなに不安定なら、 「経営計画って、売上計画って、『予定は未定』なんじゃね?」 ってことになるんじゃないかなと思います。
そういえば投資家の人とかベンチャー創業家とかVCの人とかって、完全にギャンブラーの発そ(文章はここで途切れている)
※こんなことを書いたら世のVCとか投資家とか経営者の人に刺されそう
『目に見えないモノ』に「運が良いんだよね〜〜アハハ」で勝てるやつが『持ってる』
そんなこんなで、私は『会社経営するとか、サービスやるってなんかそれっぽいこと言ってるけど、ようは博打だな、そして、サービスを世に広めていく営業というのは、"お客さんが買いたいと思ってるタイミング"と戦って勝つお仕事なのだ』と思うようになりました。
そういえば、私が社会人2年目で数字を一人でバリバリ作ってたときもめっちゃタイミングがよかったんですよ。
私が新卒のときはちょうどリーマン直後で、人材のマーケットには何もない、「焼け野原で営業してる...」と思いながらやってたのですが、
ちょうどWeb系の企業が体力つき始めた時期で、女子高生の頃サーバーをたてるなどしていた私は「あ、こっちわかる」と思ってそちらのマーケットを開拓し、
いいかんじに気の合うお客さんを見つけて、結果的に2年目で月単価50万程度の商材を年間1億弱は売ってた気がします。
これって完全にラッキーだし、タイミングよかったんだよな〜って思ってます。その後あげられてる成果も大体ラッキーで上げられてたような気がします。 なので、私の成果など、本当に波に乗っただけで、「営業とは」みたいなご高説もできないし、「ソッチのほうが得意だからやった」レベルの話なんですね。
で、(比較するのはおこがましいけど)世の中の数多の成功者?たちも正直そんくらいのノリで意思決定してい〜かんじに時代の波に乗ったんだと思うんですよね。乗った波がデカかっただけで。あれ?これ刺される?刺されそう!
つまり、それが「持ってる」ってことで、そういうやつが成功するのでは???と、いろんな経営者と採用のお話してきて思うのです。 持ってない人はこうなっちゃうしね!!!
波に乗りまくる人間になるために
だんだんこの記事もスピリチュアルな方向になってきましたが、上記の仮説があってるとすれば、波にのるためにどうしたらいいんでしょうね?
別に大成功したいわけじゃないんですけど、いいかんじに世知辛い世の中の波を乗りこなして幸せ継続したいじゃないですか。
今んとこ、私の観測する範囲内で波にノリノリな人は、大体「最終的に、ここまで飛躍できたのは、お客さんとか上司とか、皆のおかげで成功したようなもんなんですよね〜アハハ」「運が良かったんですよ〜〜アハハ」みたいに言えちゃう人が多いので、それなのかな?とは思ってます。やっぱ他人を持ち上げられるって、最強スキルの一つなんだと思います。
そーゆー人ってなんか喋ってて気分いいし、人も集まるし、人集まれば波も見えるぜ、的なかんじなんですかね、たぶん。
というわけで、仕事でい〜かんじに稼ぎたかったら、波に乗れる持ってる人と仕事したほうがよいでしょう、という記事でした。中身はない。 おぴまい。